2019年1月30日水曜日

名古屋ジャム完成!

昨年12月の夜間工事からはやひとつき。
いろんなからみで仕上げられなかった壁建てと、マット設置のために再び2日間のショート夜勤。
まるで往復機内泊でアメリカ西海岸弾丸往復するビジネスマンのようなハードな時間割。いちばん堪える。

なんとかウレタン搬入とカバー固定設置もすべてうまく仕上がり、夜明けとともに関東に帰還。
そのまま普通に昼間の仕事へ。
何度も立ったまま、運転中にノンレム睡眠に落ちて危ないったらありゃあしない。
衝突安全装置が正しく作動しまくりで、人様に迷惑かけなくて助かった〜
少し高くても良い買い物した!

というわけで、相変わらずブロガーは写真が添付できないので文章のみです。
問い合わせたブロガーからの返事もないので、このブログも他へ引っ越そうかと検討中。

2019年1月26日土曜日

ビボーン

埼玉県越谷市にあるボルダリングジム ビボーン。
丸3年前に壁建てさせていただきました!
爪付ナットがぶち抜けた!というので状況を確かめるために補修作業へ。
見事に貫通してました。
壁裏に回って全体の観察。
うーん、やはりずいぶんと爪付ナットが食い込んでるし外れて裏に落っこちている。
最近はなにかと爪付ナットの構造的な欠陥のように業界内では言われていますが、元セッターとしてはそれだけではないな、と。
やはり一番の原因はセッターのミス。
過剰な締め付け。
そしてホールドを外すときに押しながらインパクトを回すので、もれなく外れる方向に壁裏へと押し込まれているんですなあ。
たったひとりのミスでも被害は甚大。
プロのひともセミプロの人も、
改めて気をつけてくださいね!

2019年1月24日木曜日

ベーキャン壁完成

どうやら写真がどうしたわけかまったくアップロードできなくなりました(泣)

2019年1月8日火曜日

ベースキャンプ飯能店

新年4日より埼玉県現場は再スタート!
朝晩はそれなりに冷え込むけど、新規導入のマキタバッテリー式暖房オヤジチョッキ(ベストともいう)によってホカホカ快適!
年明けより強力助っ人二人が参戦し、みるみる間に壁が出来上がっていく様は、職人冥利?に尽きる。

2019年1月2日水曜日

初登り

ひとつき半ぶりの岩登り。
2019年最初の岩登りは身近で手頃な御岳へ。
2010年シーズンはけっこう通ってたけど、その後は年に1回行くかどうか。
身近なところほどいつでも行けるという変な安心感が灯台元暗しを産んでしまうのか。
久しぶりに行く御岳の寒くて冷たい冬の朝は、懐かしいキリッとした空気に包まれていた。

年末(クリスマスイブ夜らしいが)に行われたテロ行為。
無差別破壊。

愉快犯ならば古今東西関わらず犯人は必ず現場に戻るという。
SNSの発達のせいか、いろんな情報が飛び交った後遺症か?正月の御岳にしてはボルダラーは少ないような気がした。
当然、忍者岩の人数も少ない。
何ヵ所削られたかは最近通ってないので厳密なカウントはできなかったけど、忍者返しの出だしの左手(虫の右手)はあからさまに外傾しており、細かく叩いた痕跡も確認。その下のホールドや蟹のホールドにはあきらかに細いタガネ(10mm幅ほど)で叩いた痕跡も。
犯行に使われたと思われる折れた金ヤスリも発見。(なぜかって?金ヤスリなんて普通岩場でなにかを削るためにつかいますか?)
尻の末端にはなにかで叩いて変形した跡があって、ヤスリ部分にみられるサビがないことから最近叩いたことは明らか。いくら乾燥した季節とはいえ河原の湿ったところに放置されたノーメッキの鉄部分はサビの進行は早いはず。
カヌー関係者が使ったものかもしれませんがヤスリでなにか思い切り叩くような作業はFRPのフネにはあまり関連性は思い付きません。
クリスマスイブというのもかなり意図的に計画的な犯行だということが伺われる。
しかも証拠品と思われるものまで残置?すること自体がかなりのサイコパス。精神異常者。

すべては推測ですが、
なんにしろ、
ヤラレタことは事実。
科学的根拠ばかり残されている。
犯人を探すことは必要だし、法的に裁かれて当然。
犯罪ですよ、これは。
100万人ホールドのチャートという特別硬い岩が短時間で複数不可抗力に欠けたり取れたり削れたりすることはあり得ないでしょう。

ボルダリングを含めたクライミングというのは「自由」ということばが基本的にもっとも重要なことだということを、自分を含めた年寄りが、どんなにバカでアホなガキにでも(あるいはクソとっつあんでも)根気強くそいつの腱板むしりとってでも伝えていくことが大事なんだなあと改めて思いました。

ひとつの自由を得るには、それこそ命懸けで多くのことを犠牲にして、そして本当に命を落としながら、多くの命の上にいまの世界がある、という事実をあまりにも知らなすぎる。

それでももうないものはない。
でも、
御岳のクライミングはこれからも続いていく。
岩がある限り続いていく。
だからつまらないことは無視して、
登りたい岩をみんなでこれからも登っていく。
ただそれだけ。

(写真 NK)