2016年5月16日月曜日

さらば屋久島

あっという間の8日間の屋久島滞在も終了!
今回は七五岳北壁開拓1本勝負での予定でしたが、最終日の今日まで6日間雨が降る!
すなわちちょうど開拓最終作業とRPトライをしていた2日間だけ晴れ、および降らずにガスっていたけどセーフ!な感じでした。
なんという強運!?

昨日は日曜日ということもあり、毎回お世話になっている屋久島フリークライミング協会会長(予定)のKさいさんら熊毛郡のクライマーらと、とあるボルダーエリアでセッションを楽しんだ。
宿泊している島東部は朝から土砂降りでちょっと出発を遅らせたけど、とあるエリアはピーカンの真夏日。このしまではよくあることのようだが、これも屋久島の奥深さなのだろう。
身体は疲れていて登りはイマイチだったけど、暑くてヌメッても打ちまくりのボルダーの気軽さが心地よかった。たまには大勢でワイワイ登るのも本当に楽しかった!
そして、夜は会長宅にて大宴会(笑)
島の地のものに舌包みをこれまた打ちまくり!
ごちそう様でした。
そして、本当にお世話になりました。
また来ますので、
また舌包み、
打ちまくらせてください(笑)

ありがとうございました!

2016年5月14日土曜日

満願成就

屋久島七五岳北壁の開拓に行って来ました。昨年2回の単独偵察とボルト打ちに合計8日間。今回もパートナーとしてYK姉とGんの3人で4日間の山籠りも無事に終了して本日下山しました。
疲れたけど、懸案事項のルート開拓は全6ピッチ1発でRP出来て完成しました!

初日は季節外れの大雨長雨の直後ということもあってか、アプローチの登山道標高800mから1200mぐらいまでヤマヒルぢごぐ。3人ほどもれなくそれぞれトータル20匹ぐらいのヒルに抱きつ常に最所のしながら歩いたらおかげで献血までは至らずに済んだ。屋久島の自然度の高さを思い知る。

2日目は日の出から快晴。
さっそく昼過ぎまでかかって3本のフィックスロープを200m張って、昨年11月にやりきれなかったボルト打ちやラインの整備をする。
掃除はほとんど無しでOKなラインなのだが、ルートの出だしは、やはり歩いて取り付きから行けるように3mほど左に振り子して草付きからスタート。そのために少し掃除。最初のトラバースのキーホールドとなるアンダーフレークが少しボロくて何度か蹴りを入れたけどなんとか使えそうなのでホッとする。これがないとけっこうボルダーライクな極端に難しくなりそうだったのでひと安心。

取り付きへは登山道はなく、野生の勘が働くクライマーなら問題なく行ける獣道がある。

が、しかし、
今回のラインは基本的に頂上からラッペルで取り付くのがお薦めです。
午後2時からYK姉、Gんらと懸垂開始。
この頃には深い霧に包まれてしまって湿度マックス。それでも強い上昇気流がないだけまし。
昨日の荷揚げと午前中の作業疲れからで、1ピッチ目の出だしから親指、人差し指、小指がツリまくってクリップがまともに出来なくて怖かった!
ホールディングも長石を摘まむ系がほとんどなので、とにかくツリまくる。
疲れて弱った身体にいきなりな難しさだったけどなんとか落ちずに済んだ。
2ピッチ目、3ピッチ目は続いてカンテ上のライン取りなので分かりやすいし非常にスッキリしている。
3人パーティーだしGんも慣れていない(初めての)マルチピッチクライミングということもあって2日目は3ピッチRPしたところでタイムオーバー。
それぞれユマールで頂上へ。
自分だけは胸に取り付けたマイクロトラクションで試登しつつ日没後の1930頂上へ。

全身バキバキながらもムチ打って3日目。
ストレッチ多目にしてから再び3人で懸垂下降。
朝イチ、いきなりこのルート最難ピッチにトライ。
傾斜は85度ぐらいだが被って感じる。
奇跡的につながって散りばめられている長石を、超テクニカルなムーブでひとつひとつこなしていく。何度もあきらめそうになるけど、32年間のクライミング歴が、あきらめるな!と励ましてくれる。
昨年、先に天国に逝ってしまったTピロと約束したこの壁の開拓。
手指はツリまくるけど何故か不思議とムーブは出来る。
息もあがるけどなにか背中をスポットしてくれている感触を感じていた。
きっとTピロもあちらの方から応援してくれていたんだろうなあ。

核心の4ピッチ目の終了点テラスに這い上がると、自然に声が出た。

続く5ピッチ目。個人的には一番気に入っているマントルの連続するピッチ。
ひとつひとつのマントルを噛み締めながら登れるぐらいの余裕を残しながら、いま、生きている素晴らしさを不思議と登りながら感じていた。

最後のオフセットしたクラックは全くのオンサイトトライ。
とはいえ簡単(笑)
8年前の障子岳最終ピッチのビンタ岩を登っている感覚。
クライミングとしては取るに足らない内容だけど、頂上直下のテラスに1歩1歩登っていく感覚は説明出来ない筆舌に尽くせない喜びを感じた。

ふたりのフォローをビレイしながら、
初めて屋久島に来てモッチョム岳開拓に始まったこの19年という月日の流れがめくるめく。
いろいろあったけど、
いまはこうして幸せな気持ちで満たされていればいいや、というシンプルな気持ちでいられることが心地よい。

YK姉、Gんはもちろんだけど、ここに至るまでビバ2のKさいさんをはじめとする屋久島の皆さん。そして日頃の仕事仲間のストーンマスターズの面々。
みんなの協力あっての自分なので、ここで改めて感謝いたします。
ありがとうございます。

屋久島三大岩壁と呼ばれる
モッチョム岳南壁
障子岳南西壁
七五岳北壁

本日ついにオリジナルルートかつすべてフリークライミングのルート開拓に成功出来ました。

50歳を直前にして、ひそかに抱いていた「夢」が達成出来たことがなにより嬉しい。

今回のルート解説
1P 5.11d 30m 11BOLTS
2P 5.10d 35m 14B
3P 5.11a 30m 11B
4P 5.12d 25m 11B
5P 5.11C 30m 7B
6P 5.9  18m スモールカム

頂上北側の大テラスから懸垂で取り付くのが一番スマート。
もちろん東稜取り付きを経て右上樹林バンドを歩いて取り付くのもOK。その際にはちゃんとしたアプローチシューズと5.10aぐらいのフリーソロが出来る実力があれば安全にかつスピーディに頂上から1.5時間以内に取り付きまで行ける。
懸垂する場合は70mロープ必携。
各終了点は必ず2本のハンガーボルトと残置カラビナを残してある。
終了点ならびにすべてのプロテクションボルトは70ミリ長さ10ミリ直径のグージョンタイプのアンカーにペツルのハンガーをスプリングまたは平ワッシャーで固定しておいた。すべての材料はステンレスなのでこの先50年以上は強度的に問題ないだろう。

ルート名は
影の山

おそらくほとんど人目に触れられることのない地形的な理由と、それゆえに屋久島で一番大きな花崗岩の1枚岩に関わらず昭和45年にエイド初登以来、ほとんどエイドか、それに近いクライミングの記録しかないあまりにも「忘れ去られた岩」だった。

唯一、昭和50年に福岡GCCにより初登された東稜ルートがいまだ褪せることなくひかり輝いている。
200m近いきれいな岩稜をたどるラインは、初登パーティはなんと中間部に半打ち1本だけのビレイ用リングボルトのみのフリーで登っている。おそらく当時ではまだ登山靴での登攀と思われるので、なおさら畏敬の念を感じる。
これに近年ラッペルボルトが大量に打ち足されたが、このルートの荘厳さは失われていない。
自分は昨年、オンサイトフリーソロをしたが、グレード的には5.9(最上部のみ)の範疇を出ることはなく、ほとんどが5.6から5.8に収まる。
パーティで登っても、オリジナルな登り方であればフリーソロとなんら違わないので、もっと独りで山の長い岩登りを求めているクライマーには是非登ってほしい、日本を代表する素晴らしいルートだと強く推薦するルートである。

長くなったが、分からないことや興味のある方は自分に質問してください。
質問ある方は、なんとか連絡先を見つけて下さい(笑)

そしてだまされたと思って是非登りに行って欲しい!


2016年5月10日火曜日

雨でごわす

屋久島の代名詞、ひとつきに35日降るといわれる雨。
たしかに雨は多い。
しかし、5月、10月は比較的好天が多いので選んで半年前から仕事を入れないように空けといたんだけどなあ。
昨日も今日も雨。しかも、ド雨!
まあ、
自然の摂理なので仕方ないか。
仕方ないので、少し雨の止んだ合間をぬってシークレットボルダーエリアの、さらに新規開拓できそうなエリアを探索。
いまにもドバーッと振りだしそうな低く垂れ込めた暗い雨雲の下で、次から次へと現れる面白そうなボルダーを見つけてはアドレナリンがドーパミン(笑)
ひととおり目星をつけて、Gんは釣り部の活動で栗生漁港へ残置。
自分とYK姉はさっそくめくるめく初登合戦へ!
二時間ぐらいのあいだに5.6本の3~6級とプロジェクト2本を残す。
シーサイドの岩の良さは、なんと言っても掃除レス!
山側エリアはどれも濡れていて乾く素振りもないけど、樹林のない海岸沿いは乾きも良くて、そして花崗岩はシオシオしないのが良い!
なんだかんだで今日も登れて良かった良かった!
明日こそ、
山に入りますぜ!

2016年5月8日日曜日

到着でごわす

昨日の午後に関東を出て、広島県宮島サービスエリアで車中泊。暖房も冷房もいらないこの季節は本当に快適に寝られる。
晴天の中どんどん西へ。
九州は20年ぐらい前から毎年ときに3回も車で通っただけあって、あっという間に鹿児島に到着。
ドライブマシーンマスタークラス!?
基本的にひもの人なので、リードしないと気がすまない。なのでもちろん運転代わることもなく安全運行!
さすがによる年波には気を付けないとで、FクオカAキラー君のキロニコでほぐす。
そしたらなんと20年ぶり?のスーパーカチラーFジイ君と再会!
来月の延岡で焼酎友の会を約束する(笑)
あと、オールジャパンヘッドコーチのIトー君も仕事で来てた!
クライミング界のこおいう狭さは嫌いじゃない。

キロニコは綺麗で明るくて、課題も自分にとってはちょうどギリギリ出来るか出来ないかの距離感がいい刺激になりました。

夜は露天風呂でリラックスして、
さあー
明日からいよいよ屋久島に開拓に入りますぜ!
天気、
良くなれ~~~

2016年5月7日土曜日

New! B-PUMP荻窪 OPEN

ついに!
本日無事に荻窪の御開店!
見届けて来ました。
自分は関係者ということで、午前中から軽く登りつつクライミング関係者といろいろ交流会。
もう見慣れた風景なんだけど、
今日からの風景は全然違う。
なにが?
職人衆が去り、
クライミングが大好きなスタッフ男女が、
さあ今日からやるぞ!
というヤル気が満ちていることで
ここから始まる無数の物語、
そおいう空気が
あるだけで壁も活きてくる。
ここまで頑張ってきたけど、
ここからが正念場。
M店長、持ち前の明るさでたくさんのスタッフをギュッと束ねてさらに頑張って下さいね!

宮島SAより

2016年5月6日金曜日

機は熟した

後半は少し間が空いたけど、本日無事に荻窪のNew B-PUMP、最後のマット引き込みも完了!
ひとつき以上かかった久しぶりのメガ現場も、多くの職人衆の結集によって、いままで見たこともない素晴らしいジムに仕上がりました!
いやあ~
新しいことをチャレンジして、それがやがてベーシックになっていくことは古今東西、世の常ではありますが、
いやあ~
これがベーシックになっちゃうと後発新規参入する特に東京界隈にジム出そうとするところは困っちゃうんじゃないないかねえ!
自分は
これまでたくさんのジムに関わってきたけど、
個人的には三大ジムショックに堂々ランクイン!ですなあ。

ちなみにあとのふたつは、
武蔵藤沢に関東で初めて出来たT-wall。
この頃は群馬に住んでいたので週に二回は必ず現場後に数時間かけて通って閉店まで登って、午前様で帰ってちょっと寝てすぐに現場に出る毎日送ってた。岩場で登らなくても強くなれることがなにより新鮮だった!

二つ目は中野島の旧pump2。
立ち上げに関わったこともあって思い入れもあるけど、屋根が自動開閉するリードジムはいまだかつて唯一無二。
晴れた日には太陽を浴びながら、時に突然の夕立に濡れながら登るという、やはり岩場で登らなくても持久力が強くなれることが新鮮だった!

そして荻窪。
ボルダリングジムでこれだけ広くて高くて、そして世界の岩場が表現されている!
ショップも更衣室もどれもこれも綺麗で広い!
あまりにも古い自分には少し居心地悪いぐらいにお洒落な空間がいまだかつて見たことがない。
ここに通うことは出来ないので、ここで強くなれることはないけど、これから多くの若者がここで当たり前のように強くなっていく光景が想像できて新鮮だ!

明日7日の土曜日午後1時オープン!
みなさん、よろしくお願いいたします。

で、
午前中で現場は上がれたので、午後は免許更新に行ったり、トレトレボクーな税金をあちこちに納めたり、屋久島開拓への食糧調達したり、いろいろ準備。
今月末から始まる現場ロード6連戦(個人的には7連戦!)への準備も大変大変。
水が高いところから低いところに流れていくように、この季節、
自分も東から南西方向に向かってしまうのであった(笑)

2016年5月4日水曜日

北へ

ゴールデンウィーク真っ只中!
各地で大渋滞のなか、皆さん御苦労様です。
自分は一番空いてる日時に小川山から戻り、さっそく仕事漬け。
メンテナンスしたり現地見積もりしたり。普段出来ない事務所整備や事務やジム(笑)
本日は海の日前後の現地下見にハヤテに乗る。
連休というのにガラガラで助かる。

現場泊OKの確認(笑)
現場のとなりや向かいには職人衆が好きそうな店が揃ってる!
国道沿いだけど、のどかで静かで良さげ。
足早だったけどオーナーさんとも主だった確認事項も合意。
新しい岩場への期待も含めて、夏の真っ只中、6連戦中5戦目の現場下見完了!
バビューン、
バビューン、
バビューン!!!!!