屋久島から帰ってきて1週間。
アプローチの林道が多数崩壊していて難儀したけど、じつは帰り道、見つけてしまった。いわゆる土埋木と呼ばれる大昔に伐採されて土の中に残されているヤクスギの根っこの部分のことをそういうらしいが、普通の杉の6倍という樹脂のせいで何百年も腐らないで残ってるという。
現在はもう伐採するヤクスギは残っていないので、国立公園外にある、かつて江戸時代から伐採された斜面を掘り返して加工しているそうな。
自分が拾ったのも標高500mぐらいだったから、たぶんかなり上の方から流されて来たんだろう。
ヤクスギの植生帯はだいたい1000m前後らしいので。
ちょっと遠目にも違うし、なにより折れ口の香りがあの独特の良い香りがした。
7年前に障子岳開拓のときに、とあるショップに騙されて買った登山用具がまったく防水効果なくてずぶ濡れになって遭難しそうになったときには、ビバークした岩小屋に積んで残されていた多くのヤクスギの薪で火を起こして助かった。
やたら火持ちがよくて、1度置きになると朝までチロチロしていた。
そのときの煙も独特の香りがして、カッパはいまだにわずかに香りが残っている。
少し半端な時間があったので、作業のついでにスライドマルノコで拾ってきた腕ぐらいの枝をぶったぎる。
ローガンキャニオンな自分にもすぐにわかるぐらい、あきらかに自分より年輪を重ねた緻密な断面が!
そして香りもアレそのもの。
さあて、なにに加工するかな?
あと、Kさいさんにお土産でもらった屋久島特産の夜光貝も、320番手のヤスリをディスクグラインダーに取り付けて幅3センチぐらい削ってみた。
うーん、まか不思議!
白っぽい表面が緑青というかヒスイ色に変わっていく。
綺麗だわー
このまま削ると真珠のような輝きになるみたいだけど、個人的にはこのまだらなヒスイ色が良いなあ。
また現場の合間の半端な時間ができたら切ったり削ったり磨いてみようっと!
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