静岡現場をひとあし先に後にしてからの3日間。
昼間は大手老舗ジムで連日の打ち合わせ。
夜は、連夜の事務仕事が満載。
社長業って、孤独だわ。
ついつい一杯やりながら独りで独り言をぶつぶつ。
自分で考えて、提案して、そしてすべての責任を背負って決断する。
うーん、
いままでも自営業のころとさして代わり映えもない事務作業だけど、より作業量も増えてきているので、逃げたしたくなる(笑)
やはりジム作業(肉体労働)のほうが性分に合っている!
今年上半期、昨年に比べると圧倒的に新規ジム仕事は少ないけれど、古くからのクライマーつながりのある大手、老舗ジムのオーナーさんたちは考えていることは似ているのが興味深かった。
まだまだジムを出せばお客さんがどんどん来てくれる、という情況は(他の業種と比べても)まだ当分続くだろうことは疑いない。
しかし、長年クライミング界をその個人のパフォーマンスやジム経営で引っ張ってきた人達に共通するのは、常にもっと上に、もっと良い方法があるのでは?という現状にあぐらをかくことなく、自分達のレベルをあげていこうというクライミングの基本的なスタイルを貫いているところだろう。
蝶にしろ甲虫にしろ、かれらは卵から幼虫。幼虫からサナギ、そしてサナギから成虫と、完全変態というまったく違う形態に変身して一生を終えていく。
どのジムが幼虫のステージなのか、成虫のステージかは分からない。
しかし新規でオープンしたジムでも、オーナーがクライミングに対する思い入れが現状維持なところは、正直なところ生まれながらの成虫ジム。つまり、もう鳥に補食されるか冬がきて死ぬしかないのだ。
上手い下手は関係ない。
クライミングへの情熱がなくなったオーナーには滅亡するしか道はない。
せめて卵を残せれば、ジムを出した甲斐もあるというものだ。
自戒をこめて、
この3日間で会った人達のリクエストに応えられるように今年も頑張りますぜ!
0 件のコメント:
コメントを投稿