2018年6月24日日曜日

グッぼる増築工事

滋賀県彦根市にあるグッぼるさんへ5年ぶりで行きました!
今回はエリア奥のスラッグラインを外して、いままでになかった緩い傾斜壁を新たに増築してほしいというリクエストでした。
行ったことのある人なら、ムーンボードの対面のところですね!
ダガーウォールからのつなぎは120度、そしてメインの緩い傾斜エリアは85度で幅はなんと5.4m。高さはちょうど4m。
2日間日程でしたが、段取りミスもあって2.5日かかってしまいました。
オーナーさん、スタッフさん、お客さん、
そして職人さん逹、ごめんなさい!
そしてそして、お疲れ様でした!

壁裏には広大な荷物置き場や休憩できるように極力空間を狭くしないように壁の強度を出すための補強をギリギリ最低限の本数で決めておきました!

もうグッぼるさんは老舗の部類に入ってきますが、今回の工事で常連さんから初心者まで楽しめるんじゃないでしょうか!

皆さん、お疲れ様でした!

2018年6月19日火曜日

金沢KCウォール ルートセット

石川県金沢市の中心にある老舗クライミングジム、KCウォールさんで今年もルートセット(リードルート)をさせていただきました!
毎年この時期にお世話になりはじめて、かれこれ5,6年?もっと?たつでしょうか。
このジムの特徴はなんといっても全国的にも少ないリードルートがあることです。もちろんボルダーもありますが、常連さんのほとんどがリードクライミングをたしなんでいる!?というところが老舗たる根強さでしょうか。
そしてなんといってもオーナー自ら作る大量ハリボテの作品群!ホールドだって99.5%がオリジナルモデル!
そして今回も大量のハリボテ、ホールドが初日にズラーッと床に並べられ(積み上げて)、それはまるで季語のように、今年も荷揚げの季節を、太もも裏と腰の痛痒さで実感するのであった(笑)
しかーし、
今年は例年ふたりで作業をするところだけど、あまりの過酷さに、3人でセットさせてもらうことになりました!
ルートセットでは確実なロープワークの出来るT男氏と、やはりやばい状況ほど抜群の安定感の称名滝ビッグウエスト氏の3人で2日間お世話になりました。
やばいときほど力を発揮するのはT男氏も同じで、
なので初日でなんと9割方のハリボテ系は地面から人力で引き上げられてどんどん次々とあらゆる壁面にビスビス取り付けられていった!
夜は地元お寿司屋さんでスタッフ関係者の皆さんと慰労会をしていただきました。
旨かった〜〜〜
ご馳走さまでした!!

2日間で25本以上のルートが、完成!
ほぼすべて試登も行い、3人の個性がそれぞれににじみ出た味わいくどい(いや、深い)ルートが出揃いました(笑)。
自分は昨年と同じく9本の5.10bから5.12cのルートを作りました。
フルに動き続けているつもりですが、大きく重いホールド、ハリボテを大量に取り付けていくのでスピードアップは難しいですね。なかなかノーズスピードアッセントのアレックスオノルドやトミーコールドウェルのようにはいきませんな(笑)

常連さんや登りにくるお客さんが楽しめ苦しむルートになりえたら、自分としてはこれ以上のやりがいはありませんなあ!

T男氏、ビッグウエスト氏、お疲れ様でした!
オーナー夫妻やスタッフの皆さん、献身的なお手伝い、ありがとうございました!
お世話になりました!!

また来年♪

2018年6月16日土曜日

スポドリ!カップ2018

怪我もなく無事に終了しました〜〜〜!
皆さんお疲れ様でした!

ところで、
このコンペの特徴はなんといってもカテゴリーレスな予選セッション。
課題による得点加算式で総合順位を出して、そこから三等分した上位7人がそれぞれ上級、中級、初級クラスに分かれてサドンデス方式の決勝4課題で競います。
今回は定員70人ところ69人の参加者!
なので、
単純に23位から29位が中級クラス。
46位から52位が初級クラスという振り分け。
なので、上級以外はセッション中は周囲の選手の動向に惑わされずに自分のトライだけに集中できるという利点?が。
これだとなんちゃって過剰過小自己申告エントリーが防げます。
また、
狙ってもなかなか初級、中級クラスの決勝には進めないという弊害?もあります。
まあ、基本的には決勝枠に入れたらラッキー🎵ぐらいな気軽さを持っている、真のクライミング愛好者(もっとも楽しみながらクライミング界の土台を支えている層)をターゲットにしている草の根コンペを目指しています!

スポドリ!はいわゆる一般のクライミング専用ジムとは少し違うので、5年前の工事から携わる自分としても「こういうスタイルのジムが長続きするのかなあ?」と正直少し懐疑的でした。
しかし熱心な関係者、スタッフ逹の日々の積み重ねで、ここで始めた常連さんやホームとしているお客さんが少しずつ増えていき、いまではもう立派なスポドリチームとして成長したと言っても過言ではないでしょう。
それぐらい、
毎回毎回、回を重ねるごとにスポドリ!カップも熟成をしてきている実感を強く持ちました。

関係者の皆様、一体感を出していた選手の皆様、お疲れ様でした!
そして、ありがとうございました!!

2018年6月15日金曜日

5th.スポドリ!カップ

金曜日。
5日間の作業を終えて、明日の第5回スポドリカップ!の準備が整いました。
O可能チーフはじめ、Jaja、マーティー、ユキちゃん、コニシ、
みんな自分よりはるかに若いセッター(笑)、みんなお疲れ様でした!
若いセッターからはみなぎるパワー(精気)をしっかり吸収!

若いって、
ホント素晴らしい(笑)
とはいえ、
自分としてはもう2度とあの頃には戻りたくないし戻ろうとも思わないけどね!
成年(少年)老いやすく学成り難し
昔の人はホント良いこと言うわあ〜

明日は自分より年上セッターも居なくて、MCやるみたいなんで、
皆様方においては、
よろしくお願いいたしますであります!!

2018年6月11日月曜日

スポドリ!

1年ぶりに東京ドームへ!
スポドリ!さんの恒例となったスポドリカップのセット兼ホールド全取り替え兼壁、ハリボテ等の点検とメンテナンス週間?が始まりました!
O可能チーフ、あとは若いセッター衆、どうぞよろしくです!!

2018年6月3日日曜日

サブマット納品に

うちは壁建て屋なんですが、
実は壁(ボルダー)とマットは切っては切れない大切で密接な関係がある、という信念があるので、マットも同時に施工させていただくことが多いです。

全国どこのジムもおんなじだと思うのですが、スラブや垂直壁ぐらいのいわゆる「緩傾斜エリア」では取り付きから1mぐらいの幅で、そこだけヘタリます!
理由は簡単で、傾斜がないので、出だしで落ちてもトップで落ちてもフォールポイントはたいして違いがないからです。

25年以上前、関東にまだジムが5,6件しかなかった頃から、この問題はずっとありました。

いろいろな試行錯誤をみんなが行いましたが、抜本的な解決策はいまのところまだありません。

自分としてはひとつの答えとしては、やはりサブマットをフォールポイントに敷き詰める、これしかないかな?と考えています。
過去いろんなオーナーさんに施工時にオススメはしていますが、予算的なこと、見た目のこと、硬さが変わること、などなどでたいていは不採用でした。
しかし、
1年、2年経過して、声を掛けていただくことも最近は増えてきてます。

当方のマット設置の施工方法は基本的にシンプルイズベスト!なので、定期的に素早く中身のウレタンをへたっているものとそうでないものをシャッフル入れ替えすることが可能です。

これにサブマットを併用することで、現段階では1番マット(ウレタンとカバー)を長持ちさせる方法なのではと自負しております。

今回は昨年春にオープンした八王子市にあるマッドロックさん、
やはりこの春に半分カバー交換とウレタンシャッフルしたばかりの静岡市のクライミングJAMさん、
の2件連続で納品、設置をさせていただきました!
ありがとうございます!

マット全体はかなり高価なので、サブマットの併用により、長い目で見ればマットの寿命を伸ばすことで経済的にも節約になるかと思います。