2015年10月31日土曜日

七五岳3日目

3日目朝も快晴。今日も11時間ぐらい寝た(笑)
今日の目的は、とにかく頂上から70mロープで懸垂しながらフリーで登れる可能性を確認しながら取り付きまで降りること。
取り付きからは再び歩いて左回りで頂上に戻らないといけないが、昨日の東稜取り付きまで降りた感触では、多少のヤブコギはあってもなんとかなるだろう。
昨日は強かった吹き上げも今日はピタリと止んで、無風。
北壁とはいえやや北西向きなのでこの時期3時ぐらいから陽が当たるが、昼間は日陰で寒い。
懸垂作業ながらも、快適な無風は助かる。
さっそく懸垂開始。
昨日のポイントから右下に向かって降りる。
テラスにビレイポイント設置して、おそらく核心のピッチになるであろう22.3mのフェースをなめ回すように上から下へと長石のホールドを確認しながらゆっくり降りていく。実際にはかなり右へ左にムーブ複雑そうだが、なんとか自分の力量の中で登れそうなラインだと確信する。あとはキーホールドの長石が完全に途切れないように欠けないことか。

その下はまさに中央稜という言葉がピッタリはまる岩塔のカンテにラインはずっと伸びていた!
核心のピッチ取り付きのテラスから下は3ピッチ、約100mほどで横断バンドの草付き末端に到達。
最後の最後、つまりこのルートの出だしパートのみちょっとラインに迷うが、時間がもう2時になってしまったのでとりあえずバンドに立ってロープをたたんで荷物をまとめる。
90分ぐらいかかって頂上に戻る。
やはり横断バンドの草付きをあるきながら見上げた感じでは、屋久島最大の1枚岩というのも本当だった。
傾斜もあるので迫力も威圧感もある。
素晴らしい壁だ。

午後4時。
日没まであと一時間しかないが、どうしても核心のピッチを試登しておきたい。
70mシングルで大凹角の頭テラスまで届くので再び懸垂する。
重い思いをしてでもこの長さのロープを持ってきて良かった!
さっそくマイクロトラクションにフィックスロープを通してたすき掛けにしたスリングをチェストがわりにして登り出す。
傾斜は88度ぐらい。
長石はけっこうたくさんあるが、どれもかかりは良くない。
あちこちに点在する持てる長石と、立てる長石を結ぶためにラインを探しまくる。
予想通りに右に左にラインは蛇行している。ほとんど1.2手毎にテンションが入るが、9.4ミリのロープは適度に伸びてくれるので、落ちる前のところからやり直せる。
ちっちゃいマイクロトラクションだけが、この高みで自分の命を確保してくれているのだが、すっかり信用できてムーブに集中できる。
15mほどのところがなかなか解決出来なかったが、突然閃いたムーブがはまり解決!
そのあと5mはテラスまでノーテン。
思わず笑みがこぼれる!
続く5ピッチ目と目される左上ラインはこれまた素晴らしく、抜け口のムーブは独りでしびれて感動した!

陽がくれたアーベンロートに包まれた頂上で、
今日もとても充実した1日になったことに、感謝した。

グランドアップは無理だけど、しっかりしたボルトを無理のない間隔で適所に打つことになるだろう。
RやXのつくマルチピッチルートは、自分には登れない。
スポートマルチピッチルートになることを、この場を借りて詫びたい。

また来るからな、と夕陽に向かって小さくつぶやいた。

七五岳2日目

朝起きてビックリ。なんと8時!
寝坊してしまった。14時間も寝てしまった。こんなに長く寝たのは10何年ぶりか?
天気は快晴。あわてて朝御飯食べて出発する。
ビバーク地点から七五岳頂上までは30~40分。
頂上は360度さえぎるもののないパノラマ景色。
昨日はずっとあえぎながら見上げていた岩塔の破沙岳も、今日は見下ろしている。
少し東側に降りて東稜を見下ろせるところを探す。
少し乗り出すと、見えた。
きれいに丸みを帯びたカンテ状の白い花崗岩が美しくそそりたつ。
エルキャピタンのノーズを上から見下ろしたときの形によく似ている。
最初の印象は、ロープなしは無理!
すぐに気持ちを入れ換えて頂上北側の広いテラスをウロウロ。
するとすぐにひと夏の思いでルートの終了点と思われるステンレスハンガーボルト2本発見。
とりあえず下の様子は、丸みを帯びた岩の形状なので上からよく見えないので懸垂してみる。
50mほど降りてみると、足元は巨大な1枚岩のフェースが広がっていた。ワーオ!
しかし、弱点は皆無で、傾斜も90度を越えている。
長石も少なく、ただただ綺麗な壁が、そこにあった。
昭和47年に初登された福岡GCCダイレクトルートの錆びてところどころ朽ちて欠けたリングボルトラダーが、岩の形状を無視して真っ直ぐに下に向かっていた。
こりゃあ無理だわ。
少し降りて左手に伸びる東稜は、意外と一定の傾斜でせり上がっていて、ところどころに一息入れられそうなレッジも見受けられた。
あれなら行ける!
過剰でも、過信でもない、自分の中から自然に湧いてくる確信を感じた。
グリグリとマイクロトラクションで登り返して、荷物をまとめる。
フリーソロだが、アプローチシューズとカメラを携帯しやすくするためにハーネスを装着。
あめ玉4つもって、東側に切れ込んでいる草付き混じりのルンゼスラブを降りていく。
今回のために新調した5.10のアプローチシューズのキャンプ4のソールが抜群のフリクションを発揮して快適に下る。
東稜の取り付きはすぐに分かった。
スラブの末端に立ち、見上げる。
カッコいい!

東稜の正式名は福岡GCCルート。
昭和50年に初登。
その記録によると9ピッチ295m、Ⅵ級。微妙なフリクションクライミングの連続。6ピッチ目のビレイポイント用に1本だけリングボルトを打つ、とある。

いまは、数年前に第2登を目指した鹿児島のパーティーがビレイポイントやランニングボルトをたくさん打つ足してステンレスハンガーがピカピカ光っている。
同じパーティーが初登したひと夏の思いでルートも、東稜と同じ取り付きからスタートして右上したラインを光らせている。

インスティンクトに履き替えて、チョークを指先に塗り込む。
特に緊張はしていないのは、ハーネスをしているせいか誰かにビレイしてもらっている感覚があった。
一手一手、一足一足、確実に白い長石をつないで三点支持で登り出す。
心配していた長石の欠落はなく、細かい結晶がジョリジョリすることを気を付けるだけ。
一定のペースで登り続ける。
傾斜はちょうど小川山のガマスラブ。あれがずっと続いている。
2.3ケ所ちょっととまどうところもあったが5.9を越えることはなかった。
中間より少し上で、初登の時に打たれたたった1本のリングボルトを発見。
それはしかも半打ちで、とても墜落に耐えられるものではないのは明らか。
初登もふたりでフリーソロしたことと同意義だろう。

一時間ほどで頂上に到着。
ほとんど岩だけで登ったが(その方が快適だったから)最後の少し右上がりのハングのあるフェースには長石が見当たらないので右に5.9のトラバースをして、最後のかなり垂直に近い草付きを登った。

登っている間から感じていたことだけど、常にいまは亡き親友にビレイしてもらっていたような気がした。
だから頂上に着いて、何度もありがとうと声に出した。
ハーネスを外し、かつてふたりで登ろうと約束したルートを振り返る。
眼下にはやはり美しい岩の稜線がスラリと伸びていた。
ひとつの思いがいま終ったんだな。

しばらく頂上南側の陽当たりの良いテラスで昼食と休憩。
岩に囲まれた独りの時間が、この上なく贅沢だ。

しばらくして、再び北側の探索。
一段下に降りられるルートを見つけた。
北壁の全容を見たこともなく見えないが、おそらく上部ハング帯の上にクラックがあったので、持ってきた厳選3つだけのカムすべてを使って再び懸垂してみる。

おっ、
おー!
岩にわずかに刻まれた途切れ途切れのホールドが、上から見て左下に向かって続いている!
その先には草付きテラスがあり、その20mぐらい下には北壁のど真ん中にあるという大凹角の頭のテラスが見える。
大凹角は期待していたクラッククライミングは、やはりビッシリつまった草木によって登る興味はなくなる。
が、しかし!
真っ直ぐ下には85度ぐらいの傾斜でカンテが続いているではないか!
登り返して、とりあえず1ピッチ降りたテラスにビレイポイント用にボルトを2本打つ。
久しぶりの手打ちはしんどいけど、高まる期待に振るうハンマーもリズミカルだ(笑)
夕陽のなか、時間切れ。

充実した1日だった。
過去との決着。
未来への期待。
テントで三岳をチビリチビリと飲みながら、天国へも献杯した。

2015年10月30日金曜日

七五岳初日

初日はアプローチ。
今年の夏の台風の被害は甚大で、本来の湯泊林道ゲート前から歩くことに。
歩きでも少し難儀するぐらい、土砂崩れや地滑りが10ケ所以上ある。なかにはエイハブ船長の岩ぐらいのボルダーが沢の頭上にいまにも転がってきそうだったりしてヒヤヒヤもの。
荷物は思ったより重くてたぶん30キロ近くある。
7.8キロある林道歩きで完全にバテる!
屋久島では登山道のことを、歩道と呼ぶが、湯泊歩道にはいってから20~30分登ったところで七五岳直登コースというのが左手に分かれていて、そこで水を満タン3リットル汲む。さらに重い。
地元のガイドさんが上のベースとするミノの小屋跡の水場はここのところ雨が降ってないから枯れている可能性がありますよ、と貴重なアドバイスをいただいたので助かる。
水がなければ上で滞在できないけど、3リットルあればなんとか3日は頑張れるだろう。
コースタイムから遅れながらもなんとか4時過ぎにベースに到着。
真新しいエスパーステントを張り、すぐに水場確認。
やはり、枯れている。
50mほど降りると岩清水が苔の間から染み出している。これに小枝を刺して誘導。
ポタリポタリとコッヘルに落ちる。
成功!
一時間ほどで250ミリリットル溜まる。
しかし!
ヒルみたいなのがウネウネ動いていたり、やたら不純物が多いので生では飲めない。
まあ昼間に溜めといて、朝晩の飯とホットドリンクには使えるので、担ぎ上げた水を行動用に使うことにする。
久しぶりのボッカに、夕飯後すぐに横になってしまった。
なんと1800就寝(笑)

2015年10月27日火曜日

屋久島より

今年は本当にいろいろあって、いろいろ考えて、いろいろ決断した年になってきていると、思う。

5月に、友が逝き、いつか一緒に登ろうぜ!と言っていたことも叶わないことになってしまった。

今日は、17年前に一緒に心の奮えを共にして開拓したモッチョム岳が見渡せるところで、線香をあげた。
そして、胸のうちをうちあけた。
涙が溢れたけど、もう一緒に登ることは出来ない現実も、同時に受け入れた。

そして、明日から、屋久島3大岩壁と呼ばれる、モッチョム岳、障子岳、七五岳の最後の七五岳の偵察に出発する。
偵察の前に、東稜という40年前にグランドアップで開拓されたクラシックなルートをフリーソロするつもり。
あとは全容をくまなく見てまわり、フリーで可能性のあるラインを探索。

天気、良いといいのだが。。。

2015年10月25日日曜日

紅葉狩り

もう昨日のことですが、瑞牆山はとても良い晴天下、風もあってカラカラ!
しかし、
駐車場は満杯で路駐がズラーリ。
近所の待避スペースもズラーリ。
こんな日が来るなんて!

身体がだるい、重い。
しかし、今日こそはロープワークの確認兼ねて登る。

不動沢の駐車場は予想に反してけっこう空いている。
目的のクリティカルパスの壁には陽が当たって暖かいけど、風が強いのでコンディションは最高の状態。
少し高巻きが悪いがルートの上からフィックスを下ろして、プロテクションを探りながら懸垂。
かなり、
悪い!
手持ちのギアでは、とてもではないがリードなんか出来ないことを確認。
とりあえず、フィックスしたので荷揚げ以外に初めて自分のセルフビレイ用に使うマイクロトラクションでの試登システムをいろいろ調整しながら使ってみる。
靴もやはりこのルートはフェースなのでソリューションとインスティンクトを試す。
結局3回登って、3回とも落ちた。
3回とも、たぶん、死んだわ(笑)
いや、マジで。
2つ目のプロテクション、あと1センチ隙間が深かったらなー。
たぶん、誰も落ちていないから大丈夫なんだろうけど、経験的に、あれは落ちたら岩が欠けてしまいますよ、かなりの高確立で。
だって普通にホールドしただけで毎回指の中で結晶がボロボロ欠けていくんですからねえ。
あー、怖い。
まだ先だな。

昨日の筋肉痛がどんどん加速して出てきて、だるーくなって、眠くなってきたので、すこし車で休憩。

夕方。
このまま帰ろうかと思うも、とりあえず阿修羅をもうちょっとだけ触っておこうと奮い立たせてマットをかつぐ。
結果、
とりあえず昨日より半手先に伸ばせる。
が、
やはりポケットは遠かった!
どんなに伸びても、みんなの右足からはあと2.3センチ届かない。
もっと肩甲骨の可動域を増していかないと、イカンなー、
というのが今日の成果。

そして、今日は。
明日からの準備や、これまでの仕事残務処理に追われて追いまくられてバダバタ。

さあて、
あしたは4時起きで黒潮の島へ
行ってきまーす!

2015年10月23日金曜日

秋の休日

天気も良いので瑞牆山へ。
今週は都内の現場通いのためにam05:30に起きるモードだったので1回自然に目が覚めたけど、さすがに疲れていてそのまま幸せな二度寝(笑)
そして、
なんと!
起きたら0930!
グワーッ、寝坊じゃ。
あわてて出発。
しかし平日でこの中途半端な時間だと下道も圏央道もガラガラ。

先週の日曜日は駐車場は停めきれない車が路上にあふれかえるほどの混雑だったけど、さすがに今日は3台のみ。
今日は本当は屋久島前にひとりでロープクライミングして、単独システムのおさらいをするつもりでしたが、寝坊して半日しかないのでボルダリングでもすっか、と。

ほとんど歩かない皇帝岩は、実はDクラスはどれも登れてない。
それ右、いつも誰かいてザワザワしてるのでなかなか近寄れなかった。
今日はなんと貸しきり!
平日はいーわー(笑)

6級、4級、1級と、ソリューションとインスティンクトで、来週の勝負靴の最終決定するために両方で登る。
最近はもっぱらインスティンクトばかり。まあジム登りには、ダンビロ甲高の足に割りとフィットしているこの靴のラストがストレスなくて楽だから。
これに次ぐ足いれの良さではソリューション。(あくまで個人的なことですが)
4年前に買った虎の子なんだけどちょっとソールの劣化が気になるので久しぶりに一軍入り。

結果的には、1本指ポケットサイズのスタンスには圧倒的にソリューションの勝ち!
やはり爪先がインスティンクトよりは尖り気味なのが有利みたい。
しかし、それだけ少し細めのラストなので長い時間は履いていられないのがたまに傷。
クライミングシューズに関しては過去にフィットした靴に1度も出会ったことがないので、自分の甲高ダンビロ足には本当に困っている。
現在のFIVE-TENはすべて細身の外人エジプシャンラストの靴ばかりになっているのでもう一生履くことは出来ないのが悲しい。
細くて薄い足のひとは、
本当に羨ましい。
ヒモ靴ならまだしも、ベルクロタイプで肉がはみ出してしまうのが恥ずかしい。
アシックスやミズノあたりが作ったら、きっとピッタリフィットしたクライミングシューズを作ってくれそうなんだけどなー。

というわけで、本日はソリューションで攻めることに。
さっそくフリークエント・フライヤーズ初D。
カンテを挟んでのシークエンスが4.5回目で解決できて初めて上まで登れた!
岩の上から見渡す紅葉の林が目に染み込む。
続いてすぐ右のブラックエンペラー初Dにトライ。
ムーブはすぐに想像できたが、ちょうどフォールポイント真下の岩が怖い。
なんどもオブザベとシュミレーションで、前半は左下に飛ぶ、後半は右下に飛ぶイメージを作る。
初手とその次の足さばきで4回落ちるがイメージ通りに岩をよけて着地できて助かった(笑)
5回目で登れた!
左の人指し指をひねるので少し痛めたみたいでよく動かなくなった。そして手に足近いポケットマントルムーブで右手の手首も痛めた。

初段2本登れて、2ヶ所痛める。
あいこ、だな。
ギブアンドテイク(笑)

続けて反時計回りでヴォック初D。
なーんか足技のような気がしてしつこくやるも、初手止まらず。残念。
さらに、
皇帝2D。
初手の左手は止まるが、2手目がはるか遠くの存在。左手から右手の、2つの手の距離は、
近いまんまで挫折(笑)

まだ少し明るいので山形県民エリアの阿修羅初Dへ。
4月に初めて触れて、やはり初手の左手が効かせられずに敗退してた。左足のポケットスタンスが自分にはとても深い距離にあってパッツン状態でどうにも動けなかった。
今日は20回目ぐらいで、ストレッチしながらだんだん股関節と肩回りの可動域が伸びて、最終的には3手目まで出すことができた!
たぶん、170センチ以上ぐらいの人にはクソ簡単な距離に感じるのだろうけど、自分的には3手目ですでに2段に感じている。
まだその先のポケットはさらに遠いし、マントルも怖そうだ。
お楽しみは日没と共にサスペンディッド!

たいして登っていないのにグッタリ。インナーと、前腕から手のひら全体の細かい筋が重くて痛い。
やっぱり岩はインナーと保持力だなあ。

半日だけど、
貸しきりで、落ち葉舞うなかの秋の山のなか、独りで登ること。
こんな贅沢はなにものにも代えがたい最高のご褒美ですなあ。

明日、起きられるかな?(笑)

B-PUMP TOKYO仮卒業!

今週4日目。
半日ぐらいで終わるかな?と読んでいた段取りは大きくズレて、なんと20時までもつれこんでの延長残業PK戦と相成りました。
いやあ、改築現場には魔物が住むというけど?AG塗装の切断に要した替え刃はなんと13枚!
最後は持ちダマなくなって煙をモクモク立たせながらの超パワープレイ。今回も多くの教訓を実感。
今後の糧にして、もう少し精度のよい段取り立てないと、な(笑)
ともあれ、職人さん、お疲れ様でした!
そして本部長、毎日ランチに連れていってくれてご馳走様でした!

また次の野望があるみたいなので、また近々!(笑)

2015年10月21日水曜日

AG塗装

今回のパネルはAG塗装仕様。
仕込む時間がなかったのでパンプさん自身に仕込んでいただきました。
最後の上塗りが厚いのか、靴のスラッシュ跡は付きやすいみたい。

これまではこのパネルのカットは表面のフリクションの砂をサンダーで削ってから丸ノコで切ってましたが、めんどくさいのでいきなりそのまま小さい火花を散らしながら直接切断。
当然、チップソーの消耗は早い。
1日1枚~2枚の刃の交換が必要だけど、まだそのほうが作業能率はあがる。
まあ、
どちらにしろ、通常の作業よりは時間がかかるけど、より岩登りに近い感覚で登れる壁に仕上げられるので、もっともっと、
リクエストあっても良いんだけどなー。

明日で卒業できそうですよー!

常連さん、もう少しの辛抱ですぜ(笑)

2015年10月20日火曜日

アフター6

リュウキュウビールスもほとんど殲滅!
10日間近くも占拠されて体調は下げ下げでしたが、ようやく本日回復宣言!?(笑)
5級からはじめて4級、3級と新しいパネルになったばかりのタワーを中心に点検兼ねて登る。
やはりフリクションのある壁はスメアはもちろん、流した足先も意外と効くのが面白い。
だんだん活性化してきて3級まではほぼ一撃。
1830過ぎからはドドーンと混雑してきてタワーはあまり自由に登れなくなったので反対側の強傾斜エリアへ。こちらはほとんどのお客さんが背を向けているおかげで?自分のタイミングで登れてヨロシイ(笑)
2級は3本一撃!あとの3本は強弱あったりシークエンスあったけどなんとか完登できました。
混雑しているだけあって懐かしい知り合いや遠いところの知り合い数人とバッタリ。
年賀状の挨拶文のような近況のやりとりを出来るのも、都内の人気店ならではですかねえ。

良いですねえ

では明日も頑張りまーす!

B-PUMP TOKYO

今週は再び秋葉原通い。
1階のパネル交換が主たる工事。
とはいえ、骨組みも合わせて作り直す必要な箇所も多々あるので、ゼロから建てる新規工事にはないイレギュラーの連続。
まあ、ルートで例えるなら次々と現れる多彩なムーブを、これまた次々とこなしていく、といった感じですかねえ?
見方を変えればめんどくさい、そういう作業をひとつひとつ、ときには笑い飛ばしてこなしていく、そういう職人さんに囲まれて、幸せ者ですなあ(笑)

2階タワーは入れ食い状態(笑)
早くも靴あと多数。
さすが日本有数の人気店ですわ!

本日もよろしくお願いいたします!

2015年10月18日日曜日

コンディショニング

最近、現場仕事とボルダーしかやっていないせいで、明らかに足腰が弱ってるような。
再来週の屋久島登山の前に少しでも刺激を入れとかないとイカンなあ~と思っていた矢先になんとか今日1日が確保できそう。
日曜日で晴天の移動はかなりかなり覚悟がいるけど、一般会社員の過酷な休日を共感してみるか、と出発(笑)
もちろん深夜出発の車中泊。

最近、ついに身長抜かれたHALが陸上競技に少し開眼しつつあるのか?登山行きたいというので連れてく。
行き先は勝手知ったる瑞牆山。
今日も駐車場は満杯!
でもほとんどが、やっぱりホルダラー。
何人か知り合いと世間話してから、買ったはかりの45Lザックに、今日のハイキングには無用のテントやロープ、コッヘルやバーナー、水3Lなど、ぶちこむ。本番の6.7割の重さでまずは足腰膝に刺激を入れるのが目的。あとは新調したザックはもちろんアプローチシューズや最新ウェアのテストも。
昔はほとんどぶっつけ本番でモノも身体もなんとかなったけど、さすがに体力的に不安のほうが勝ってきているので、よく言えば年の功?(笑)

コースは植樹祭駐車場から時計回り。不動滝から頂上経由してパノラマコースで下山の予定。
実は不動滝コースは矢立岩付近までは何度か行っているけど頂上までは未踏!
ほとんど空身のH∧Lと同じペースで2テンションでちょうど2時間15分。
頂上は、これまた予想以上にハイカーで大混雑!登山って、根強く人気あんのねー!
天気は快晴で眺めは最高。天鳥岩を見下ろしながらお湯を沸かして豚骨ラーメン。旨かった!ヤマヤ的だわ(笑)
頂上直下の岩場の登り降りでは、観察してると皆さん高価そうな登山靴をはいておられる。が、
5.1か5.2ぐらいのスラブが鎖をつかんでもフラフラどたーん!と滑り落ちまくっている。
うーん、あれではどこでも滑落遭難出来ますなあ。
もっと基本的な身体能力上げたら良いのでは?とお節介に思ってしまう。
あまりの渋滞に脇の方からパスさせていただく。
パノラマコースは、もちろんハイカーゼロ。
静かな山下りを堪能出来ました。
あまり疲れなかったけど、まあ、あともう1回、もうちょっと本番に近い感じで入山できたらバッチリかな?

しかーし、
チューオードー、
動かんね!(笑)

2015年10月17日土曜日

ヨコハマ黄昏

昨日の残業疲れか身体が重くてダルい。眠くて寝起きが悪いけど、打ち合わせがあるので奮い立たせて今日も出発じゃ!

未来の現場の打ち合わせが終わって、本来の主目的であることがドタキャンになってしまったので、午後のヨコハマひとりぼっち(笑)
非常にダルおもだけどとりあえず横パンへ。
ストレッチして少しずつ登っていくと暖まるにつれて身体がほぐれていく。というか、ほぐれてほぐれて汗をダクダク流してしまう。
ヤバイ熱か?と思ったけど周りの若者もみんなダクダクなのを見て安心。正直、沖縄より暑かった(笑)

今宵はコアスタッフである地バリオンが沖縄に旅立っしまうとのことでお別れセッションと飲み会があるそうな。
来週にはボルバカ天久店のすぐそばに引っ越すそうなので、2号店オープンコンペも出るとか!
帰ってきたばかりの自分と、これから行く若者。
新天地でも頑張ってね!

ヨコハマも、那覇も、
いーとこだよ(笑)

2階は粉塵夢舞

夢舞と書いてムーブと読む。
かつて日本のフリークライミング黎明期にTなべさんという大先輩が自腹で小川山でルート開拓して伝説のコンペを開催しました。
優勝賞金はその当時で(1987年!)
10万円という破格。もちろんその賞金はまだ高校生だったYーじさんがゲットウしましたが。
個人的には、その当時雲の上の人だったH谷さんに予選で上位に立てた奇跡?が思い出深いです。
イレブンのルートでその当時ブイブイ言わせていたトップクライマー達がポロポロ落ちていくって、いまでは想像すら出来ないでしょうが。

本題。
秋葉原の2階は、予想以上に5年前のやっつけ仕事?(もちろん自分はなんの関わりないですが)のツケが大きく影響して、大幅に残業してなんとかこうとか最低限レベルで納められました。
チカレタビー!

夕方にはY崎さんがYOこたベースでゲットウしてきた超弩級、しかも怪しい日本未発売のモンスターを投入。
なんとか乗り切れました!
ありとまーす。
少な目とはいえ50人ぐらいのお客さんは、あまりにホコリ舞うスケルトン壁建て工事実演ナマショータイムを少しは興味深く見ていただけていたら幸いです(笑)

来週も、
月曜日から1階において実演作業しますので、
よろしゅうお願いいたします!

2015年10月15日木曜日

IN TOKYO

琉球から帰ってきてリュウキュウビールスと闘いながらもなんとか苦手な事務打ち合わせのために丸々1日東西南北移動移動。
そして本日は久しぶりの都内現場。
日の出に向かって走るのは、眠くてもダルくても辛くても、すべてを振りきって前に走るから気持ちよい。
渋滞してると途端にウンザリ10倍に落とされるけど(笑)

今日明日の予定でお馴染みのB-PUMP TOKYOの2階の部分改築工事。
ちなみに来週も、月曜日から木曜日の予定で1階大規模改築工事やります!

都内は良い天気だったけど、涼しい!
というか今朝は寒かった!
15度だってよお。
しかも乾燥してるので、せっかく治りかけたリュウキュウビールスが、現場の粉塵を助太刀に盛り返してくる!
とはいえ、もうヤク無しで自力で回復できる段階なので心配無用。
5年間でたまった壁裏のホコリのほうが怖い(笑)

作業は順調。
明日は予定通りに行きそうですな。
職人さんたちのお陰であります。

帰り道、初夏にNNさんとスライドショーしたパタゴニア神田店に立ち寄り、Mとまんのアドバイスをいただきながら、とりあえず再来週の屋久島登攀に役立ちそうなウェアと超軽量クライミングパックを購入。(いや、ただしくは講演会との物々交換(笑))

自分のやりたいクライミングのために、まずはギアをあれこれ考えて揃えていくのはワクワクする!
あんな天気、こんな天気を想像しながら。
まあ、すべて雨か豪雨かの違いぐらいなんだけどね(笑)

とりあえず2段3本登れるぐらいまでクライミング能力はあげてきているので5.9ぐらいならなにがあってもほぼ問題ないでしょう。
あとは、
アプローチのボッカ力が一番の核心だなあ(笑)
これはなるべく、
親父らしく、
金で解決じゃ(笑)

2015年10月13日火曜日

最終日は

具志頭へ。
夜中に熱のせいか何回も口が乾いて水をたくさん飲む。
症状はピーク!といった感じなので深夜にもう一回薬を飲む。おまけに小型ビンの栄養剤も!

寝覚めは悪いけど天気は晴れ!
もう行くしかないでしょ?
ちょっとフラフラしながらもオーナーのGあんさんの運転でグシチャンボルダーへ。

4日前よりはいくぶん気温が低く湿度も低い感じ。

入念にストレッチとアップをする。
体力ないいまだと短期決戦しか勝機はない。
身体中節々がギシギシするけど暖まったところで○ンケル投入。
これは1000円ぐらいの。
15分ぐらいすると身体の芯からポッポッしてきて力が湧いてくる!
最初のトライはあまりに重すぎる動きでポケット止まらず。
しかしこれで血行が良くなり本日2回目のトライで初めてポケットが止まる。
そのあともけっこうデリケートでバランスの悪いムーブが続いたけどなんとかガビガビの乗り越しして完登!
やったー!
2段ゲットウ。

Gあんさんのトライを見守りつつ、すぐ右のブタチフスをトライ。
意外と易しく感じたが、抜けでバランス悪くて落ちる。

そして、
すぐにヤク切れを体感(笑)

しばらく付近のリーフで自然観察とかして回復を待つけど、どんどん鼻水出てきてだるくなってくる。
うーん、やっぱりさっきのは明らかにドーピング!?

しばらくしてから4回目でなんとかブタチフス初段も完登!
やったー、
というより、
疲れたー(笑)

あきらめなくてよかったわー。
付き合ってくれたGあんさん、本当にありがとうございました!
そして、大変お世話になりました!

なかなか記憶にのこる1日となりました。

2015年10月12日月曜日

ボルバカⅡついに完成!

体育の日の本日、すべての壁建て工事とマット設置に付随する工事、完了しました!
自分は先行してハリボテ作りから本日でセット3日目。
おとといの急激な冷え込みと、ストレートノーチェイサーへの本気トライ、連日の課題セットとその試登により魂のライフゲージが下がりまくったところで昨夜より喉が痛くてたまらない。
今日もユン○ル投入してなんとか半日だけ乗り切る!
アレって本当に1.2時間は持つのが凄い(笑)
1日1本を目処に、なんて書いてあるけど、とりあえず3本投入!

明日は最終日は予備日ということで夕方までフリータイム。
最悪の体調、最悪に疲労困憊、指皮ないけど、行くしかないでしょ?グシチャンリベンジ。
天気は良さそうなんで、ダメでもやらなきゃ登れるものも登れない。
ということで、
Gあんさん、お世話になりました!
同じく負傷兵のD班長とY崎さん、仇を取るためにお先におやすみなさーい!