2017年3月29日水曜日

南大沢

先週からの現場は順調そのもの!
今回は壁の造作はメインというよりは前菜!?
入口サッシ設置から、内装壁、天井壁の取り付け、塗装、待機エリアの床造作などなど、
あらゆる造作工事一式を承っております。
あっ、トイレも、だ(笑)

ストーンマスターズ
というよりは、
内装業者集団、
という感じです(笑)

これからジムを作ろうかと考えている方には、こんなことも出来ますよ、という感じで現場写真見てもらって参考にしてください!

2017年3月25日土曜日

マッドロック

お彼岸明けからは個人的に大変目まぐるしい毎日で、
なんと!
現場ブログをすっかり忘れていました(笑)
すみません!
というわけで、
今週は東京都八王子市にある株式会社サンダンスアウトドアーズ様の物流倉庫のジム化工事が始まっていました。
スナップ、エクスカルト、キングダムなどなど、海外クライミング商品の輸入代理店さんでありますが、自らついにボルダリングジムを始めることになりました!
その名も
マッドロック!
もちろんシューズの、アレです(笑)
そのもの、ほんまもんです。

壁の工事はあらかた終了!
来週はあらゆる内装工事とマット設置で1週間、というシナリオです。
久しぶりのHゴヤさん、トイレ個室製作ありがとうございました。
来週は自分が引き継ぎます!
 

2017年3月24日金曜日

TNF浜松佐鳴台店オープン

今週は多摩ニュータウン真っ只中の現場、現在進行形!
今週はなにかと忙しくてダブルヘッダー仕事が連日続いている。
まるでつい先週までの屋久島ミニトリップのバカンス終了を待っていたかのように畳み掛けてくる!
現場は現場でなかなか滅多にない対応に追われてはかどらない。
そんななか、
かれこれ5年以上お世話になっている静岡県のジャムさんが、なんとノースフェースショップの開店まで乗り出した、ということでプレオープンセレモニーに八王子市から駆けつける!
H山の親方も来ていて世界初リリースという昨秋の宝島プロジェクトツアーのショートムービーを観賞。
ドローン映像はやっぱりいいねえ!
開拓の新しいアイテムだわなあ(笑)

関係者でたくさんにぎわっていましたが、自分は明日も朝早いので早々においとま。
みなさん、今後もよろしくお願いいたします!

2017年3月20日月曜日

夏タイヤ

明日からしばらくまた休みなく何十日も連続で働くサイクルへ突撃!
そうゆうときにいろんなアクシデント的な雑用がどんどん降りかかってくる、ということも充分に経験してきているから想定内。
さあさあ、毎日登った分、毎日働くぜい(笑)
明日からの現場準備しているうちに早くも自分の仕込みミスに気づく。
まあ、明日できることは明日だな!
今日出来るはずだったことの1番の目的がなぜか出来ず。
うーん、相変わらずインテル入ってるの小人達の動きがよーわからん。
これも、明日だな(笑)
昨日、今シーズン最後の雪国に行ったけど、もうさすがにスタッドレスタイヤは必要なかろう、四駆だし。
ついこないだタイヤ交換したよーな錯覚に陥るが、ホイール裏に11月14日と書いてあるから4ヶ月前か。
この歳だとやっぱりついこないだ、だな。

お知らせ
屋久島フリークライミング協会主宰で、
この年末に新しいボルダーエリア公開にともない交流会を開催することになりました。
なかなか近くて遠いところですが、ほとんどの人が1度は訪れたいと思う素晴らしい島です。
縄文杉トレッキングとか、マルチピッチクライミングなどと合わせてツアーを組むのも良いと思いますよ!
おととい、荻窪パンプ、ウォーリー藤沢、辻堂などに配布しました。
これから自分が訪れるジムにフライヤーを持っていくつもりですが、以下の写真、拡散お願いいたします!

2017年3月17日金曜日

勝手に三回忌

カーフェリー、九州道、山陽道、新名神、新東名、
車中泊ふくめて丸1日の運転で神奈川に戻ってきた。
久しぶりの関東地方は杉花粉が酷い!
そして寒い!
来週連休明けには桜が今年も開花するそうです。

奴がシュルントに消えたのはおととしの今月末。
知らせを受けたとき、満開桜がなぜか忘れられない。
あれからいろいろあった。

いつまでも忘れられないことは、忘れる必要もないことも、最近ようやく分かってきた。
おととしの10月、七五岳東稜をオンサイトフリーソロしたときは、いまから振り返ると自分でもかなり逝っていたと思う。
おかしいぐらいに視野が狭かった。
なにかに追い詰められている感じがしていた。

今回、屋久島に渡る前に奴の子供達と家族に会って話しが出来て良かった。
行きの助手席にはあきらかにその存在を感じていた。

今回も自分的にはかなり逝ってるハイボールの初登も目的のひとつだったので、あらゆる準備万端のうえで成功できた。
グレードはそれほど高くなかったから登れて当たり前と言われればそのとおり。
ただ、6mという高さと下地の悪さ、そして、なによりも誰も登っていないということがなにも情報もないという事実。
誰かが登ってグレードを決めてあったりユーチューブにアップされた完璧なムーヴを見れる訳でもない。
すべてが自己責任で、やるか?やめるか?というクライミング本来のトライの判断が試される。
緊張したなかでも、
なぜか奴が玉座岩の上から
「あーあ、ボルダーなんだからぶら下がってホールドの確認したらいかんでしょ」と言われている気がしていた。
それも片手に三岳抱えて(笑)

10日間の滞在で、6日と半日登った。
屋久島の天気からすると奇跡的に好天が多かった。
おかげで指皮は指紋なくなり、全身が節々痛くなるまで登った。
島の人達や、宿でたまたま出会った若いドイツ人とも6日中4日間一緒に登れた。
とても楽しかった。
独りで1日トライしてるときも、奴の気を感じていた。
だからまったく独りでいる感覚はなかった。
クライミングを始めて33年。
いちど、完全に気持ちが離れたときもあった。
数多くはない親友に助けられてきた。
だからいまはまた登っている。
自分のクライミングだけをすることにしてから、
いまは本当に楽しい。
ありがとう。

帰りの助手席には、
なにも感じなかった。
いまごろ沢登りでもしてるんだろう(笑)
自分勝手に三回忌、終了。

俺はもう少し頑張るよ

2017年3月16日木曜日

屋久島プチツアー終了

10日間というミニトリップも本日終了!
屋久島の中では雨の少ない西部地区なのと、やはり海抜数メートルが今回の現場だったのでわりかし天気には恵まれました。
昨日までの強い北西風のおかげでこの時期にしては気温も低めで岩のコンディションは最適でした。
昨日、登れなかった王様岩のプロジェクト、最終日の朝イチ1時間だけ猶予がある!
身体はバキバキ、指皮はあまり回復してないけど、まあやるしかないでしょ!
というわけで帰るための港とは反対方向へ出撃(笑)
駐車場には猿の軍団が群れ群れていて立ち退かない。
前にボスとにらみあってヤバくなった記憶があるけど、今日は時間がないのだ。
車を降りると一斉に奴等の視線が自分一点に釘付け。ヤクザルは人慣れしてるみたいでまったく退かない。
構わず数メートルの距離でゴムチューブストレッチをはじめたら逃げはじめた!
黄色のチューブが武器に見てたのか?しめしめ(笑)
駐車場周辺をストレッチしながらぐるぐる回ったら奇声を発しながらグループ全員山に登っていった。
よーし(笑)

玉座に立ち、さっそく取り付く。
初手からヒリヒリして拒絶反応が。
何度か離陸するとマヒして動けはじめる。
45分経過、
ついに最高到達点を一手伸ばせた!
が、
想像通りその先も悪くてすぐに落ちる。
うーん、
ムーヴをバラシに行きたいところだけど、そうもいかない高さ。
タイムリミットまであと5分。
いったんシューズを脱いでラストチャンス1回にかけるために気を溜める。

雨が降ってきた。
最後と決めた時間が来る。
かなり集中できていたけど、
ダメだった。
うーん、
残念だけどこれが現実。
登れなかったのは悔しいが、コンペのベルトコンベアに比べれば持っている全てを出しきった上のダメだったから仕方あるまいよ。

インスティンクトを脱いだら雨が本降りになった。
まるで待っていたかのように。

屋久島フリークライミング協会の皆さんには大変お世話になりました!
ありがとうございました。

また来ますよ(笑)

おまけ
↓樹林の写真に何頭のヤクザルいるでしょう?

2017年3月15日水曜日

ラストスパート

昨日は島のクライマーふたりと、同じ宿にいた若いドイツ人を連れて登りに。
昨年からのマイプロジェクトだった課題を首尾よく完登!
まんず2段でよろしかろう。
すぐ左のスラブ乗り越しもなんとか完登。これは初段かな。
ほかにもいくつか初登できて、充実の半日。
明くる最終日。
身体はメキメキ。

北西の風強く、寒い!
王様岩のプロジェクト1本にしぼり1日トライするも、難攻不落。
きっとデクノボーなら楽勝のラの字なんだろうけど。
162センチのピグミーにはいかんせん、わずかながら及ばずホールド距離感。
何度も何度も繰り返し繰り返しトライを重ねるも指皮ばかりが減るばかり。
ついには日没サスペンデッド。
疲弊しきった老兵に残されたオプショナルタイムはおよそ2時間。
はたして、リアル最終日、どうなるものか?

2017年3月13日月曜日

レスト

朝から雨。
午前中はシトシト。
昼過ぎからザーザー。
夕方からドシャードシャー!
ひとつきに35日雨が降ると有名な誰それな作家さんが例えたそうで、山の中、北部宮之浦は確かに良く降る。
いまいる南部の平内や、通っている南西部の瀬切は、比較的雨が少ない。
こちらに来て1週間。
1日雨だったのは今日初めて。
7日中雨降り2日。
春の天候にしてはかなり良いのでは?
なんで雨が多いかというと簡単に言って太平洋に突然1800mクラスの山岳があったら普通に雲が引っかかるので、そいつが山の中や風下に雨を降らせる。
南部が風下になるのは厳冬期のみ。
強い北西の風は基本的に乾いているので、山頂部に雪を降らせたらカラカラ空気しか麓に来ない、ようだ。
まあ今日みたいに低気圧がガチッと真上を通過してるならもう仕方ない。
あきらめて丸々1日仕事に励む。
会社にしてからというもの、とにかく事務仕事が多いのが面倒くさい。
よく分からないから先生にお金出して頼んでいるけど、それでも設立からまだまだいろいろやることがたくさんあって終わりきらないうちに本州脱出してきたからなあ(笑)
基本的に仕事のために自分の人生を制限されたくないので、なるべく最低限のことをしたら、あとはいましか出来ないことを最優先!
社員は迷惑だろうけど、あきらめてほしい(笑)
少しの遅れはあるにせよ、ちゃんと払うものは払うから、ね!
いままで天気良かったから仕方あるまいよ。
やるときはやりますよ。
なんといっても今日は一歩も外に出ないで、ここ屋久島でできる遠隔操作(インターネットともいう)は全てやりとげた!
疲労度からいって2/3段は確実にあるだろう(笑)

島の特産、首折れサバをつまみに晩酌。
ずいぶん前にコンビニで買って見ていなかったアメリカンスナイパーを60インチテレビで観賞。
今日は船も出なかったようだけど、仕事してれば関係ない。
カロリーメイトもチョコレートもジフィーズもたくさんあるので問題なし!
えっ?
山ヤみたい?
いえ、
岩ヤです。

2017年3月12日日曜日

黄金の日々

日曜日。
本日も朝から快晴!
今日は二日酔い(笑)
ちょっと昨夜は遅くまで屋久島フリークライミング協会会議が盛り上がってしまいました!
とはいえ今日はせっかく島のクライマーとその家族、合計8人と一緒に登れる良い機会なので8:30出発。
まずは約10年前に大ちゃんやP太郎により開拓された山河公園エリアへ。
屋久島を代表する1本だというオートワン1級をやる。
とそのまえに、アルコール抜きに周辺でアップ。
4級ぐらいまでは良かったが、かなり高い位置でマントルする4級があきらかに2級ぐらいあって、降りるに降りられず、落ちるに落ちられず、で一気に瞬間沸騰!
両膝まで繰り出して必死にマントル返す。あー、死ぬかと思った!
アップ完了(笑)
看板課題に参戦するもオンサイトならず。2回目でなんとかマントル返せた。
たしかにどこに出しても人気課題間違いない内容。
今月この島を出る小6の少年が、今日最後の屋久島ボルダリングで登りたくて打ち込んだものの登れなかった。
残念だけど、これから君の人生にとっては良いことだと思う。
世の中どんなに便利になったとはいえ、個人個人が乗り越えていかなければならない人生の壁は、きっと縄文時代も現代も変わらないと思うから。
若いうちから楽して効率良くなんでもこなすことは、実は良いことなんかひとつもない。
またもう少し大人になって覚えていたら自分の力で再トライすればいい。
いつまでも岩はそこにあるから。

昼前に開拓中エリアへ大移動。
ポカポカ陽気にシロチョウやヒオドシ、そしてたぶんテングチョウがたくさん飛んでいた!
ついに虫も動き出した!
春だわー

バライカのある海側エリアへ。
日差しは暑かったけど、いい案配でそよ風が吹いていて意外とコンディション乾いた空気で良い。
さっそくおとといの宿題に取りかかる。
最初からテーピング巻いて結晶に食い込みムーヴを繰り返すもやはり痛くて我慢できない。
ちょっとムーヴを抜本的に見直し。
浮かび上がった新たな構想をバラシで攻め立てる。
1時間やって目処が立った!
3時過ぎ、ついに完成!

足元の巨岩はおととい登れたバライカがある岩。
その上にルーフの岩が乗っかっている。
どこか地中海の白い町のある島みたいな風情のある巨岩群。
そこであーでもない、こーでもないとボルダーに没頭する喜び。
楽しい時間ほどすぐに過ぎてしまう。
だから課題名は「黄金の日々」初段に決定。
これは自分が小学生のときに大好きだった日曜日夜8時の大河ドラマのタイトル。
ドラマは堺の若い商人が、命懸けのルソン貿易をするなかで、戦国時代末期の時代の波にも揉まれながらもひとつの信念を持って大好きな南蛮交易を突き進むもの。
いくつになっても、今日という日が光輝く黄金の日々に違いはあるまい。
来て良かった!
しみじみ思うのも束の間(笑)
すぐ右の本命宿題に着手。

いくつかスタートムーヴを試すうちにひとつだけ良さげなワンピースを見つける。
2手までは進んだ。
次は、
わからない(笑)
日没前、今日も指皮、手のひらあちこちアチコチ血が出て、皮がムケて、痛い痛い!
しかしこれこそが、
自分にとっては黄金の日々、そのものだと実感できた。
そしてまた宿題が出来てしまった(笑)

七五岳

きのうは朝から快晴❗
屋久島ではなかなかない好天気。
気温も朝から高い!
そして無風!
身体も終わっている(笑)
とくに指皮がヒリヒリと痛む。
この条件だと昨日までの宿題は厳しいなあとレストとする。
今回のもうひとつの目的は昨年登った七五岳北壁の全景写真を撮りたい、というもの。
そのために久しぶりに一眼レフと望遠レンズも持ってきた。
午前中、現在開拓中のエリア周辺をさらに探索。
歩いているだけで、
暑い❗
北壁に太陽が回ってくるのは午後4時過ぎなのでゆっくりと対岸にある林道を登る。
かなり近いところまで登ったけど、肝心のお山は頭にガスがかかったまんま。
下界は晴れているけど、山の方は完全に雲におおわれている。
5時まで頑張って待ったがついに全容を見せてもらえなかった。
まあ、またの機会だな。

夜は屋久島フリークライミング協会の会合!?に参加させていただく。
美味しい料理、美味しいお酒、
ご馳走さまでした❗

2017年3月11日土曜日

バライカ

天気は花曇り、北西の風は4mほど
。波も軽く白波立つ程度。
干潮は正午。
そして金曜日だけど地元クライマーのY口さんが一緒に登りに来てくれた。
携帯電波がないエリアだけにリスキーなクライミングはかなり慎重にならないといけない場所なんだが、とりあえず条件は揃った!
ただ、筋肉痛がまだ回復してない(笑)

少しのアップのあと、懸垂で昨日までの2日間たっぷり浴びた潮をチョークまぶして掃除する。

マットは持ってきた4枚とY口さんの合わせて5枚と、3枚のサブマット。
ゴロタ石の悪い取り付きもなんとかギリギリカバー出来ている。

出だしの2手が自分的には非常に遠くて悪い。足も悪いので、核心だと思う。
これが出だしで良かった。
最上部にこれが出てきたら、と考えると手汗がびっしょりになる!

最初のトライで完登!!
あー、良かった。
2年越しの片想いが成就できました(笑)

登れてみると簡単に感じる。
実際、ルートならボルト2本で12Cぐらいかな?
ということで、
「バライカ 1級」
にしました。
ルート命名は、今回屋久島まで自走してくる間に福岡に寄り、亡き友の家族と食事をした際に、長男が得意の折り紙を作ってくれるというのでリクエストしたのが「バラ」と「イカ」。
ハサミも使わず見事な出来映えにビックリ!
そして、
壁の模様もなんとなく、ちょっと崩れたバラ模様の上にイカの長い足2本が垂れているように見える?

意外とあっさり終わったので、終わっている身体としては良かったのだが、新たな課題も浮かびあがり、結局1日登って身体も指皮もボロボロ(笑)
そしてまた宿題が増えてしまった!
まあ、
嬉しい悲鳴とはこのことか!
今回のプチツアーも折り返し、
後半でなんとか数々の宿題をやっつけたいなあ〜

2017年3月9日木曜日

挫滅

本日、予定通り?超筋肉痛。
とにかく両肩の回りと大胸筋付け根が猛烈に酸っぱい!
あまりの痛さにタンカンの皮をむくのですらツラい(実際けっこう厚皮)。
気を抜くと腕の自重のせいか肩関節外れてそのままボトッと落ちそうになる感覚は度々。
もしかして回復してきたらそのままカサブタのようにバリンと右腕、左腕と抜け落ちてしまうのではないのか?心配になる(笑)
それぐらい疲労してる。
昨年のスペイン、ロデジャールで教養というルート8a+を登ったときみたく疲労困憊。
1日で回復するのか?
うーむ。

今日は朝からスコール激しい。
レストで良かった!
泊まっているユースには旅の人、とくに外国人も多い。
朝からひまなのでフィンランド人のプログラマーとブローは良かったとか、アレックスオノルドは往っちゃってるとか彼のヨーロッパでのクライミング見聞を楽しく聞く。
元気なカナディアンママはデイパックひとつで四国88箇所巡りを完歩して、時間が余ったから屋久島に来て、毎日10時間以上歩いていろんなところへ出撃。スコーミッシュ来るときは必ず連絡してよと、自動的にfbつながりに(笑)
日本人もいろいろな人種が集まってくる。でもみんな若い!

話も飽きたので雨上がりの昼過ぎからぶらりと出かける。行く宛はないけどなんとなくボルダーエリアへ(笑)
波も高く風も強い。
そして寒い。
仲間の集落から見上げる七五岳は、なんと冠雪していた。そしてものすごい速さで三角形の山頂を雲が流れていく。
あー、おととしの11月の単独開拓のときはまさにあのなかにいたんだなあ。
くわばらクワバラ(笑)

10年ぶりに花山歩道入口まで入ってみる。
もう10年も経つのか。
初めて単独で障子岳開拓のためにここに上がったのが21年前。
基本的にあの頃とほとんど何も変わっていない。
掘っ立てトイレが無くなっていたのと、林道が割と走りやすく整備されていたことぐらいか。
まだ寒いからいなかったけど、ヤマヒルも相変わらず無数にいるんだろうな!と、
ついつい無条件反射で何度も足元を見てしまう自分がいた。

しばらくたたずんでいると、すぐちかくでヤクシカの鳴き声が。
遠くでヤクザルの家族グループ?移動中の世間話?鳴き声が聞こえた。
クライミング登れなくなっても、
またジジイな頃にここに来る気がした。

2017年3月8日水曜日

開拓

一昨年の10月に七五岳北壁開拓開始の折、屋久島唯一のジムVIVA2オーナーK井さんが見つけて一緒に見に行った新しいボルダーエリア。
海側、山側一通り探索したなかで一目惚れしたライン!というか岩。
下地悪くて高さは6mほどのハイボール。
しかし壁のど真ん中に
「ここ登ってみなよ」的なラインが明確に見えている!

そして昨年の5月に七五岳北壁に都合12日間かけて完成できた新ルート「影の山5.12d 6ピッチ 195m
下山後に少し暑いなかボルダーも開拓。
そのときはあまりの陽当たりの良さで、その一目惚れラインはトライすらする気力なし(笑)
その代わりといってはなんだけど、少し日陰にカッコいいハング〜カンテのラインを発見。隣の種子島から来ているドクタークライマーのK園さんとかわるがわるトライしたけど出だしから弾き返されてほとんど何も出来ず。。。

まずは昨日は本命のハイボールにトライ。
とはいえ折しもの冬型気圧配置のおかげで強烈な北西の風が吹きすさぶ中、取り付きには打ち寄せる波と波しぶきが!
YK姉からのマムート高級巨大マットを借りているのでそれを太平洋のもくずに帰すこともならぬ、ということでロープを張って独り試登。えっ?ロープ使うの?という声が聞こえそうだけど、スタイルとかプライドみたいな高貴な思想はとうの昔から残念ながら持っていない。とにかく登りたい!(もちろんチッピングとかモラルに反することはしないけど)
何度かやるうちに(一番易しいムーヴを見つけるのがなかなか大変)ムーヴはなんとかこうとかつながった!やれやれ。あとは気持ちと気象条件がうまくマッチするタイミングを逃さないだけだ。

翌日の本日は、昨年弾き返されたボルダーをやりこむ。
なかなかどおしてより良いムーヴが発見出来ず。。。
それでもしつこく何度も何度も独りブツブツ言いながら各パートパートのトライを重ねるうちにこれしかない!?というベストな選択が見つかる!
さっそくつなげてトライ開始。
壁は見た目以上に被っている。
出だしから全開パワー。出力マックス!通しで行くとほんの少しの気持ちの緩みというか、ムーヴのささいな精度の違いで簡単に地面に戻ってしまう。

それでも、1日の最後の方で今日は行けるのかな?という感じで攻めました!
最終的にはあと1、2手で完成だったのですが、残念でした。力尽きました。果てしなくぐったりするほど疲れました。この感覚は昨年秋のロデジャール以来でしょう。やはり岩登りは本気の魂パワーが出てくるので肉体的にはかなり消耗が激しい。けど、精神的な充足感はこの上なく極上だ!

またしあさってかな?

回復できるのか?(笑)


2017年3月6日月曜日

帰る所

屋久島、今年初上陸。
先々週の三宅の続きではないが条件付き出航でけっこう揺れた!
折田汽船は行きも帰りも中途半端な運航タイムなのがタマにキズ。
まあ天気も悪いので、いずれ将来的に7月のネキシーズンに来るであろう白谷雲水峡現場下見などしながら島クライマーの親分の仕事終わりを待つ。
新しいボルダーエリアの開拓は9割方終了しているようで、残る難しいプロジェクトは来月にやって来るプロジェクトのハルマゲドン一行によって焦土と化すようである(笑)
自分は、
自分のプロジェクトをやりに来た。
ボルダーの場合、特にボルトを打つとか徹底的に掃除するとか基本的にはないので(もちろん掃除した人が偉い)、自分的にはいつでもボルダーはオープンプロジェクトだと思っている。
ボルダーに、誰それのプロジェクトだからというのはなんだかしっくりこない。
誰のものかと問われれば、地主さんのものだろう。
だから、常に強い奴が初登する権利がある。
こればかりは弱肉強食がいい。
弱い奴は、だから強くならなければならない。
50歳を過ぎたおじさんが、もうそれほど伸び代ないのに初登したいと思ったらどうしたらいいか?
トップクライマーがなかなか来そうもないところで頑張る(笑)
そういう理由ではないが、
屋久島は30歳、40歳、50歳と、節目節目で大変お世話になってきた島。
個人的にはパワーアイランド。
はっきり言ってヨセミテ行くよりずっと遠いしお金もかかる。
でも、どうしても戻ってきてしまう不思議な魅力があふれている。
まだまだ未登の岩壁も多い。

明日から身体が持つ限り、世間的には易しい課題をたくさん見つけて登りまくりたい!
天気、なるべく良くしてくださいね!