関東に戻ったついで、というわけではないけど、
平日にしかできない所用というものをひとつひとつこなしていく。
今日も、
世の中にはいろんな世界やジャンルがあるものなんだなあ、と、自分の人生に大事な諸手続きにも関わらず、客観的に俯瞰できた。
今日も関東は、熱い!
熱いなか、今度は現場の仕込みや買い物を済ませて一路西へ。
夕方、必ず渋滞する岡崎~豊田JCT。
このままノロノロと我が家(ウィークリーマンション)に帰っても仕方ないので、岡崎ICで下車(笑)
5年前、作らせてもらったプレイマウンテン岡崎店へ登りへ。
アイナックのノンちゃんも、すっかり岡崎店の看板娘。
仕事は大変だけど、
ただ言われたことをやるだけでは先に進めない。
頑張れ頑張れ!
4日ぶりのクライミング。
しかーし、カンブロ期間中、土曜日にホテルの部屋で筋トレしたときに、ランジの基本である脚力を刺激しようかとやったスクワットとジャンプ100本の時に、狭い部屋でヨロけてしまい右膝内側を少し痛めてしまったようでストレッチは自粛。
有名なクライマーさんたちの課題を登らせていただく。緑課題を14本、12勝2敗。
そのひとつ上の白課題を8本。
4勝4敗。
新しい78度スラブの課題、どれも面白かった!
けど、
たぶん163センチの自分ですらタテにも横にもパッツンパッツン距離。
セッターさんの名前を見ると、知ってる人達ばかり。
ツルツルスラブにあって、おそらく160センチ以下の平均的なリーチの女性や小さいおじさんたちには、まったくなにも出来ないでしょうね。
エレガンスみたいなフリクションがあれば少しは可能性も出てくるのでしょうが。
個人的には緩い傾斜は好きなほうですが、いざ自分で謝礼もらって生活抱えて仕事として課題を作れ、と言われると、ストレスは高い。
経験的には垂直以下の傾斜で難易度をコントロールする要素はたった3つしかない。
1)距離
2)ホールドのかかりの悪さ
3)ホールドの向きと配置の悪さによるアンバランス加減
これが傾斜がかぶればかぶるほど、他の要素が増えてくるので、セットのストレスは減る。
コンペのセットのようにある程度限定されたターゲットを対象にしたときのほうがセットしやすいが、
営業ジムのように不特定多数のお客さんを相手にしたセットは、
本当は、
本当に、
大変だ!
極論だけど、
いい加減な1本の課題が、
多くのビギナーの未来クライマーの可能性を台無しにしていることもあるから。
回り回って、
自分で自分の首を締める、
すなわち、
2度と呼んでもらえない、
ということにもなるので、
プロの仕事は本当に毎日が真剣勝負、のはずだ。
それぐらいの気持ちで、
プロの意識をもって、
毎日を真剣に仕事しているセッターは、
残念ながら極めて少ない。
ただ登れるだけの強い若い人、
そういう人が、多い。
難しい課題はたくさん作れるだろうけど、それはそれで能力は高いと思う。
しかし、
ほとんどの仕事は、6級と7級の違い、4級と5級の違いがはっきりと理解していることが、前提条件だと思う。
プロだったら、
そこまで徹底的に、客観的に、理解できるように努力するべきだろう。
まあ、
オヤジのタワゴトかもしれないけど。
クライミングで喰っていくんだったら、
そこまで考えて、やってほしいな。
グータッチなんか必要ない。
ただ、
だれかが打ち込んで、
納得して、
その上で登れるような課題。
そういうことの繰り返しが、
クライミングが本当の意味で
文化になっていくことなんだろう。
登れるか登れないか、
その間にたくさんの時間と迷いと試行錯誤、
時にはあきらめと逃亡があるのが、
クライミング、
なんじゃないかなあ。
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