2017年6月6日火曜日

KCウォール

今年で6年目となる、
金沢市内にある大老舗のクライミングジム、KCウォールさんへルートセット。
自分も含めてだけど、最近はボルダージムの利用率が95%以上、という人がほとんどではないだろうか?
個人的にはルートジムがもっと増えて欲しいし、作りたいし(笑)
んだが、
ボルダリングという独りで向き合う肉体労働がどうも日本人の嗜好と合っているのは否定できない。
なので、
どんどんボルダージムは増え続け、たまーーーーーーに、リードジムも年間数件(片手以内)だけちょっぴり増加、
という傾向は今後も大きく劇的に変化することはなかろう。
なので、
自称、他称、セッター
(ボルダーのみ)
という若者はどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんと、
増え続けている。
まあ、ボルダリングに関しては、
純粋に登れるレベルが高ければ高いほど比例して強い(良い、かどうは別)セッター、ということになるので、そこんとこについては、
自分はもうぐうの音も出ない(笑)
他方、
ルートセットに関しては、
もちろん登れるほうが良いに決まっているのだが、比率的には必ずしも強い、が、良いセッターとは限らない。
むしろあんまり関係ない?とも思う。

ルートセットに必要なのはまずロープワーク。
とにかくどんな傾斜、どんなに高いところでも、壁の上で自由自在に動き回れて、ありとあらゆる作業ができなければいけない。
それを安全確実に、そして素早く。

丸1日、ハーネスにぶら下がって、重くてばかでかいホールドやハリボテを引き上げて壁に取り付けていくことは、作業そのもの。
腰や太ももは圧迫されて擦れて、かゆいし蒸れるし、そして痛いので、
若いボルダラーで「やってみたいです!」ってゆう奴は皆無だし、いたとしてもヌンチャクやロープすら持っていない自称クライマー(モドキ)ばっかり。

まあいいや(笑)

で、
今回はいままで二人でやってたセットを、最近よく一緒に仕事しているTキヲ君とO西君の3人で行いました。
ふたりとも大ベテランなので、
日本一たくさんあるハリボテが、毎年ヒーヒー言いながら必死に荷揚げしていた作業も、2日目午後にはミドルサイズ以上のハリボテが絶滅する事態へ(笑)
いろとりどり、
今回は過去にない規模ですべてのハリボテが取り付けられて、とてもリードジムとは思えないような壁面に仕上がったと思います。
自分は手前エリアに6本、奥のエリアに3本、荷揚げしました(笑)
ギリギリまでセットしていたので今回は初めて試登しておりません。
お客様に初登の権利をお譲りいたします(笑)
というのも、春先から痛かった両肩が、先月の某ジム(複数)課題をいろいろトライして完全に痛めてしまったからです。
インパクトドライバーを持つのでさえ、ザ-ツライ!
最近の課題って、
遠くてガス持ち方向が多くて(わざと持ちづらい向き)スタンスも、無くて飛ぶか、深くて残せないのばっかり。
まあ、単純に自分が背が低いだけなんでしょうが(163㎝)
最近の若者は平均で170以上ですからねえ。そりゃあ、かれらの気持ち良い距離は自分には半端に気持ち悪いだけですよ(笑)
ともあれ、なんとか例年並みの9本のルートをセットしました。

そんな中年セッターの尻拭いをしてくれたふたりの現役バリバリセッターさんには感謝感激です。

オーナーさんには今年も美味しい寿司屋さんに連れていっていただき、ご馳走さまでした!

常連のお客さんもいろいろ手伝っていただき、ありがとうございます。

来年も、
もし、
まだ両腕上がっているようでしたら、またよろしくお願いいたします!
ありがとうございました‼

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