2017年3月8日水曜日

開拓

一昨年の10月に七五岳北壁開拓開始の折、屋久島唯一のジムVIVA2オーナーK井さんが見つけて一緒に見に行った新しいボルダーエリア。
海側、山側一通り探索したなかで一目惚れしたライン!というか岩。
下地悪くて高さは6mほどのハイボール。
しかし壁のど真ん中に
「ここ登ってみなよ」的なラインが明確に見えている!

そして昨年の5月に七五岳北壁に都合12日間かけて完成できた新ルート「影の山5.12d 6ピッチ 195m
下山後に少し暑いなかボルダーも開拓。
そのときはあまりの陽当たりの良さで、その一目惚れラインはトライすらする気力なし(笑)
その代わりといってはなんだけど、少し日陰にカッコいいハング〜カンテのラインを発見。隣の種子島から来ているドクタークライマーのK園さんとかわるがわるトライしたけど出だしから弾き返されてほとんど何も出来ず。。。

まずは昨日は本命のハイボールにトライ。
とはいえ折しもの冬型気圧配置のおかげで強烈な北西の風が吹きすさぶ中、取り付きには打ち寄せる波と波しぶきが!
YK姉からのマムート高級巨大マットを借りているのでそれを太平洋のもくずに帰すこともならぬ、ということでロープを張って独り試登。えっ?ロープ使うの?という声が聞こえそうだけど、スタイルとかプライドみたいな高貴な思想はとうの昔から残念ながら持っていない。とにかく登りたい!(もちろんチッピングとかモラルに反することはしないけど)
何度かやるうちに(一番易しいムーヴを見つけるのがなかなか大変)ムーヴはなんとかこうとかつながった!やれやれ。あとは気持ちと気象条件がうまくマッチするタイミングを逃さないだけだ。

翌日の本日は、昨年弾き返されたボルダーをやりこむ。
なかなかどおしてより良いムーヴが発見出来ず。。。
それでもしつこく何度も何度も独りブツブツ言いながら各パートパートのトライを重ねるうちにこれしかない!?というベストな選択が見つかる!
さっそくつなげてトライ開始。
壁は見た目以上に被っている。
出だしから全開パワー。出力マックス!通しで行くとほんの少しの気持ちの緩みというか、ムーヴのささいな精度の違いで簡単に地面に戻ってしまう。

それでも、1日の最後の方で今日は行けるのかな?という感じで攻めました!
最終的にはあと1、2手で完成だったのですが、残念でした。力尽きました。果てしなくぐったりするほど疲れました。この感覚は昨年秋のロデジャール以来でしょう。やはり岩登りは本気の魂パワーが出てくるので肉体的にはかなり消耗が激しい。けど、精神的な充足感はこの上なく極上だ!

またしあさってかな?

回復できるのか?(笑)


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