2016年2月28日日曜日

3回目の日曜日

天気予報は曇り。朝からイマイチな空模様だったけど、冬の三宅島では極めて珍しい風の無い、波も立っていない奇跡のような好天?でした。
というのも、
いまのところすべてのルートエリア、ボルダーエリアがシークリフという立地条件のために風向き波の高さが岩のコンディションを大きく左右する。

午前中、釜の尻へ。
Gんがプロジェクトをやるというので自分も落ち穂拾い式にまだ空いてるラインを2本初登。
三宅島に赴任してきて3年目のYみさんも合流して一緒に登る。さっそくアップに最適な2本を初登!
そしてGんも自身初の初段を初登成功!

午後はおととい訪れた伊豆岬へ。
今日は海がベタ凪で、岩のりびっちり張り付いた波打ち際の岩まで簡単に降りて行けるぐらい静かな海。
前回開拓したエリアにはめぼしいラインはもう残っていないので、さらに奥へ進む。
この先、3つぐらい登りたくなる岩があるのは確認済。
しかーし、その手前に見落としていた?一角を発見(笑)
上段エリアはYみさんが中心に6級から2級まできれいに5本揃う人気出そうな課題が並ぶ。
下段エリアは、おそらく普段の波があると潮飛沫がひどすぎて登れるコンディションは少ないであろうぐらい海に近い。
しかし岩は硬くてルックスもかなりかっこいい。取り付きはルーフになっていて、おあつらえよくスタートガバホールドがリップにある。
右のラインはわりとすぐに登れた!
ガバポケットから3本指、2本指、最後は1本指、半本指!?とどんどん孤高の指人生を乗り越えていくという感動の物語(笑)
初段、穴村長。

左のラインはかなりてこずる。
ホールドは上部はかなり乏しく、しかしあさーい凹角になっているので形状の弱点を突いていくしか可能性を見いだせない非常にテクニカル、かつ身体中の関節いぢめなムーブが連続する好課題。
ムーブはどれもジムでは創り得ない内容(自分には再現性は不可能)に、岩登りって本当に面白いですねえ♪それでは、サヨナラッ、サヨナラ、という感じ。
一時間ちょいやって、ようやくフィニッシュに至る道筋が見えたとき、想定外な方向に落ちてマットの枠を捉えきれずに外角低めにデッドボール、ならぬカカト強打。
イテテッ
しばらく様子を見ながらレスト。
ポツポツ雨も時々感じる。
日没時間も近い。
空気も入れ替わって湿度がいきなり上がって、触れる岩はすべてシオシオでヌメル。
ヤバイなあ、
しかし、足はどうやら打撲程度の症状なのでトライ再開!
もうそろそろいろんな意味でタイムアップ!という頃合いに、
ようやっとトップアウト出来た!
もう、登ったそばから身体中が痛い(笑)

三宅島で初登再登した5本の初段や、その前に昨年10月から全国で登った18本の初段(内1本2段)と比べてみると、明らかに2段で良いのではないかと判断した。
自分としては人生初の2段初登かもしれない!
やった~
50を前に頑張り始めて良かったわあ!
まだまだ出会いたい岩がこの島にはあるので、怪我しないようにマイペースで頑張りますかね!

(撮影 Yみさん、スポットGん、ありがとう!)

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